専門学校の講師を始めてから、今年で7年目を迎えました。
昔の私に
「あなたは人材育成の仕事をしている」
と伝えたら絶対に信じないと思います。
なぜなら、
私は学校の先生が好きではなかったから(苦笑)
なので自分が「先生」と呼ばれる仕事は、絶対にしないと思っていたのです。
ですが、
専門学校でプランナー業務を教えるとなった時
委託のウェディングプランナーをしながら
別のことにもチャレンジしたくなり、講師業を引き受けました。
何でもそうだと思いますが、
初めての経験やチャレンジはものすごく緊張します。
決して自信があったから、講師業を引き受けた訳ではありません。
単なる興味から足を踏み入れてしまったので
「本当に私にできるのだろうか?」
と引き受けてから、かなり自分と葛藤しました。
また
・「先生」とはどうあるべきなのか?
・19歳の若い人たちと、どのように接したら良いのか?
・どういう授業をしたら良いのか?
何度も自問自答しました。
そして、ここでも完璧主義な私が出てきました。
「先生は間違ったことを教えてはいけない!」
先生も人間ですから、ミスや間違いがあって当然なのですが
昔の私は「人からの評価」をすごく気にしていました。
だから
「完璧でなければ評価されない!」
という思い込みがある私にとって、
こういう思考になっていたのだと思います。
こういう思い込みは、
自分自身を強く縛り付け、視野を狭くし、行動にも制限をかけてしまいます。
でも私の中で、1つ決めていたことがありました。
それは
「自分が経験してきたことを伝えよう!」
私がウェディングプランナーとして成功した話だけではなく、
失敗した経験も包み隠すさず、伝えるようにしました。
なぜなら、
私が授業や研修を受ける立場だったら、
失敗談も聞きたいし、失敗した時にどう言う対処をするのかを、知りたいと思ったからです。
でも、失敗した経験を話すことは、正直、勇気が必要でした。
失敗した経験を話すことで
「学生から信頼してもらえないのではないか?」
「舐められるのではないか?」
そんな不安がありました。
そこで実際に失敗談を話すだけではなく
その時に私がどう感じたのか?
そして次に失敗しないために取り組んだことを、事実ベースで話をしました。
私が失敗談を話した時、
教室の空気が少し変わった気がしました。
真剣にうなずきながら聞いてくれる学生。
メモを取る学生。
少し驚いたような表情を浮かべる学生。
「失敗してもいいんだ。」
そんなふうに受け取ってくれたのかもしれません。
話すべきかどうしようか、迷いと不安はありましたが、
私は自分の失敗談を伝えて良かったと、心から思いました。
それからは、実際の結婚式当日に起こったトラブルや
お客様とのやりとりで失敗したことなど、
現場で起きたリアルな話をするようにしました。
また昔の私は、授業の中で漢字を間違えないように何度も予習をしていました(苦笑)
でも今は違います。
「私は漢字が苦手だから、間違っていたら教えてね。」
と最初に言っています。
すると教室には笑いが生まれ、
不思議なことに、学生との距離も一気に近くなるのです。
理想の自分像を作り上げてしまうと身動きが取れなくなって、
苦しくなることを私は経験してきました。
あなたは、
「こうあるべき」と思い込んでいることはありませんか?
もしかすると、その思い込みを手放した時、
今より少しだけ、肩の力を抜いて生きられるかもしれません。
私は「知識を教える先生」になりたいわけではありません。
誰かの人生に正解を与える人にもなりたいわけではありません。
ただ、
「大丈夫。失敗しても、また前を向けばいい。」
そう伝えられる人でありたいと思っています。
だから今日も私は、完璧な先生ではなく、
一緒に学び、一緒に成長する講師でありたいと、思っています。
だからこれからも、ありのままの自分で、
私が感じたこと、経験したことを包み隠さず、自分の言葉で伝えていきたいと思っています。


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